オペラ歌手田村麻子さん NYカーネギーホールで20周年記念公演決定!

By 松下 直生

今年で渡米20周年の田村麻子さん。区切りの今年にカーネギーホールにてオペラのリサイタルが決定しました。そんな田村さんにオペラ歌手として普段から気を遣っていることなどをインタビューしました。

-オペラ歌手として普段から気を使っていることはありますか?

本番が近いときはなるべく話さないようにしたり、小声で話したりは気を使いますが一番は筋肉だと思います。オペラ歌手というのは全身が楽器なのでアスリート選手に近いと思います。全身の筋肉を使って歌えてこその表現力だと思っているので、普段から体づくりは大切にしています。

-オペラ歌手として飲み物に気を使われていると思うのですがどのようなものを選んで飲まれていますか?

アルコールはリハーサルや本番のある時はもちろん厳禁、又普段も炭酸やジュースはあまり飲まないようにしています。旅の際に、飛行機内は乾燥するので水をたくさん飲むようにしていますが、普段はそこまでたくさんは飲みません。ミントティーやジンジャーティーは愛用しています。

-世界中を飛び回っている田村さんの機内での過ごし方を教えてください。

寝るのが一番いいと思うのですが、次の舞台が迫っていたりするときは暗譜したり、勉強したりすることもあります。機内で一番気を遣うのは体調で濡れマスクや携帯の加湿器などはいつも携帯しています。風が当たらないように風向を気にしたりブランケットをいただいたりはしています。

-カーネギーホールでのリサイタルコンサートをする意気込みをお聞かせください。

渡米20年で一番やりたいことをやろうと思った時に、リサイタルホールでやるのですが、リサイタルの曲ではなく、本当のオペラから抜粋して衣装も変えて一曲ずつ衣装も変えて丁寧に演じます。はじめに何を歌うのかを説明するので誰でも楽しめます。

こちらはもうすでに日本で三公演しましたが、大好評だったのでぜひアメリカのお客様にも見ていただきたいと思い公演を決めました。

初心者からコアなファンまで楽しめるコンサートとなっているのでぜひお越しください。

日本での公演のハイライトはこちら

今回のコンサートは10人の役で登場するので10公演見に行ったかのような気分になれます。日本で大絶賛だった公演がカーネギーホールへ聴けるチャンスです。ぜひお越しください。

日時:2018年11月20日(木) 8:00PM-

場所:
Weil Recital Hall , Carnegie Hall

チケット:
$40(一般)、$35(シニア、学生)

オンライン購入:
https://www.carnegiehall.org/

電話:
212-247-7800

オフィス:
57st street and 7th avenue
 

田村麻子
京都府出身。国立音楽大学声楽科、東京藝術大学大学院修士課程修了。ニューヨーク・マネス音楽院首席卒業。1997年ドミンゴ国際オペラ・コンクールに最年少での入選を始め、ジュゼッペ・ディ・ステファノ国際コンクール(イタリア)第1位など世界の主要コンクールで上位入賞。2002年『3大テノール・コンサート』でドミンゴ、故パヴァロッティ、カレーラスらと共演。07年ニューヨークのリンカーンセンターでのデビューでは、急遽アプリーレ・ミッロの代役を務め、ニューヨーク・タイムズ紙において「輝くソプラノ」と高い評価を受けた。
これまでにメトロポリタン歌劇場管弦楽団、BBC交響楽団、ローマ祝祭管弦楽団、LAシンフォニー、シカゴフィル、ハンガリー放送交響楽団等多くのオーケストラから招聘され共演している。 2015年に新録音となる2枚のCD「ジュエルズ・オブ・アヴェ・マリア」「ノスタルジア-日本の歌」(ナクソス・ジャパン)をリリース。両ディスクはANA SKY CHANNEL(国際線オーディオプログラム)に搭載された。
ニューヨーク在住。公式HP:www.asakotamura.com

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