災害時は担架に変身 小田原市にベンチ寄贈

 地域の防災などに役立ててもらおうと、日本新薬小田原総合製剤工場(小田原市桑原)は同市に対し、レスキューベンチ1脚を寄贈した。

 レスキューベンチはベンチとしてだけでなく、災害時などには担架として機能し、急病人や負傷者を運ぶことができる。環境保護活動の一環として、従業員が継続的に集めてきたアルミ缶(約150個入りの280袋分)と交換する形で取得したものという。

 同工場で18日にあった贈呈式では、執行役員の佐々木秀樹工場長が、神名部耕二市福祉健康部長に対し市の福祉に役立ててもらえるように要請した。同工場からは、これまで計5台の車椅子が市へ贈られている。

 市福祉政策課によると、レスキューベンチは本庁舎2階の市民ロビーに配置し、活用していく。

寄贈されたレスキューベンチを前に佐々木工場長(右)と神名部福祉健康部長(左)=小田原市桑原

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