2020年東京パラリンピックでメダル獲得が期待される、視覚障がい者柔道48キロ級の半谷静香選手が登場。
パラリンピックは12年ロンドン、16年リオに2大会連続で出場し、いずれも入賞。リオの代表は一度落選したが、練習を怠らず代表強化合宿にも参加。追加招集で出場した。
昔から人前で戦うことは苦手だった。17年4月から指導する仲元歩美コーチは「何かきっかけがあれば変われる」と、ザンビアへ9日間の武者修行に連れて行った。訪れたことがない異国の地での経験は、半谷選手を成長させた。
「誰も自分のこと知らないと思ったら、何か吹っ切れた」
周囲を気にしない強い精神力を手にするため、今も奮闘中だ。
本番は2年後の東京。「仲元コーチをはじめ、ザンビアの人たちなど、これまで助けてくれた全ての人にメダルを見せに行く」。半谷選手は心に決めている。
半谷静香(はんがい・しずか)
1988年7月23日生まれ 30歳 福島県出身 エイベックス所属
先天性視覚障がい。兄の影響で中学生の時から柔道を始め、大学生の時に視覚障がい者柔道に出合う。パラリンピックは12年ロンドンで7位、16年リオで5位に入賞。17年ワールドカップ(ウズベキスタン)で自身初となる銅メダル。18年ワールドカップ(トルコ)では2大会連続となる銅メダルを獲得。
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