「NHKで連呼されるなんて…」 兵庫・上郡町、朝ドラ「まんぷく」に全力便乗

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福子と萬平が汽車を降りた「上郡驛(えき)」。撮影は東映京都撮影所のオープンセットで行われたという(NHK提供)

 NHKの連続テレビ小説「まんぷく」で24日放送回から、主人公の疎開先として兵庫県上郡町が登場した。ロケ地は上郡町ではないものの、同町は「全国放送で毎日『上郡』が連呼されるなんて、まちおこしにとって二度とないチャンス」と期待。公式インスタグラムで「#上郡町はここですよー!」「朝ドラ史上最高の疎開先」などとPRし、知名度アップに躍起だ。

 インスタントラーメンの生みの親として知られる安藤百福(ももふく)と、妻仁子(まさこ)の半生をモデルにしたドラマ。ヒロインの福子を安藤サクラさん、夫の萬平を長谷川博己さんが演じる。松坂慶子さん、桐谷健太さん、浜野謙太さんら個性的な俳優が脇を固め、視聴率も好調だ。

 24日放送回では、福子と萬平、福子の母・鈴の3人が、戦火を逃れるため大阪から「兵庫の上郡」に疎開した。モデルとなった百福と仁子も実際に上郡へ疎開していたという。

 NHK大阪放送局によると上郡が登場するのは27日放送回までで、自然豊かな中で主人公らと地元の人たちとの交流などが描かれる予定という。

 NHKから特に連絡はないというが、同町は公式サイトのお知らせコーナーに「『まんぷく』に上郡町が登場します」「ぜひご覧ください!」とアピール。インスタでは、町の位置を示した地図や特産品「円心モロどん(モロヘイヤ入りうどん)」の写真を載せて萬平に呼び掛けるなど「全力で便乗」している。

 そのかいあってか、インスタのフォロワーはここ数日で40人ほど増え、130人を突破した。

 町のインスタを担当する総務課主査の袖山敬史さん(44)は「ドラマの疎開先では往々にして意地悪されるなどネガティブに描かれがちだが、今回は温かく描いてくれてありがたい」と感激。「上郡町の良さをアピールして移住促進につなげられたら」と話した。

 このほか「まんぷく」では、オープニング映像のロケ地に南あわじ市の吹上浜が登場している。(黒川裕生)