伊方原発、運転停止延長を却下

広島地裁、住民ら申請の仮処分

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広島地裁前で掲げられた垂れ幕=26日午前

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を9月末までの期限付きで差し止めた昨年12月の広島高裁の仮処分決定を巡り、広島市などの住民らが停止期間の延長を求めた別の仮処分申請について、広島地裁(藤沢孝彦裁判長)は26日、却下する決定をした。差し止め決定自体は四国電の異議が9月に認められ、既に無効になっている。

 決定で藤沢裁判長は、原発の運転期間中に約130キロ離れた熊本県・阿蘇カルデラで巨大噴火が起きる可能性は「非常に低い」と指摘。四国電も対策を取っていることから「仮処分命令によって直ちに除去しなければならないほどの危険はない」と結論付けた。