軽トラ選挙カー 合法?違法? 遠野市議選に登場、解釈巡り混乱

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 28日投開票の遠野市議選(定数18)に軽トラックの選挙カーが初登場した。ところが公選法違反の可能性が浮上し、遊説は嫌疑が晴れるまで丸1日ストップ。市選管は「判断に迷うケースだった」と釈明するが、候補は「貴重な選挙運動が1日つぶれた」とカンカンだ。

 軽トラ選挙カーは事前審査をパスし、21日の告示から走行していた。しかし23日朝、市選管に「軽トラは市議選に使えないはず」と匿名の指摘があった。

 公選法は「小型貨物自動車」を選挙カーとして使えるのは「町村の議員、長の選挙」と規定している。市選管は候補に使用を控えるよう伝達し、岩手県選管に問い合わせたり過去の事例を調べたりした。

 最終的に軽トラの荷台を覆えば公選法に抵触しないと判断。連絡を受けた候補は木材で荷台をふさぎ、24日朝から遊説を再開した。

 判断に時間を要したことについて市選管は「もしも公選法に違反していた場合には、候補が不利益を被った」と理解を求めるが、候補の陣営は「一時は、もう自転車か徒歩しかないと考えた。もう少し早く判断してほしかった」と嘆いた。