先発投手の補強を目指すパドレス シンダーガードも獲得候補か

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MLB公式サイトのプロスペクト・ランキング・トップ100に10人の有望株を送り込み、そのうち7人が投手と、才能豊かな若手投手に恵まれているパドレス。しかし、今季の先発防御率がメジャーワースト4位の5.09であったように、メジャーレベルでは先発投手がチームの弱点の1つとなっている。そうした事情もあり、パドレスは今オフの移籍マーケットで先発投手の補強を目指しているようだ。

フリーエージェントの先発投手市場では、パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)やダラス・カイケル(アストロズ)が人気を集めることが予想されているが、決して「勝負モード」ではないパドレスがこれらの有力投手を獲得するのはチーム事情に合わないし、何よりコストがかかりすぎる。パドレスはネイサン・イバルディ(レッドソックス)、ジオ・ゴンザレス(ブリュワーズ)、柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)といった比較的安価ではあるものの、質を伴った活躍が期待できる投手に狙いを定めることになるだろう。また、メジャー挑戦が有力視されている菊池雄星(埼玉西武)の獲得レースに参戦する可能性もありそうだ。

トレードの先発市場では、マイケル・フルマー(タイガース)、ソニー・グレイ(ヤンキース)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)といった今季不本意なシーズンを過ごした投手たちが獲得候補となる。このなかではグレイがブライアン・キャッシュマンGMによって放出候補の1人に位置付けられており、来季終了後にフリーエージェントとなることを考えても、放出される可能性は高い。一方、ストローマンはあと2年、フルマーはあと4年、現所属球団が保有可能な選手であり、トレードでの獲得には相応の出血を伴うことになるだろう。

そして、パドレスが獲得する先発投手の「大穴」と目されているのがノア・シンダーガード(メッツ)だ。パドレスは7月末の「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」でメッツとシンダーガードのトレードについて交渉を行っていたことが報じられている。シンダーガードは2021年までメッツが保有可能ではあるものの、メッツがチーム再建に向かう道を選択するのであれば、パドレスは再びメッツとの交渉を行うことが有力視されている。パドレス、そしてメッツの今後の動向に注目したい。