話題の宮廷歴史ドラマ『オスマン帝国外伝』の舞台、イスタンブールで巡りたい関連スポット5選

シーズン2の放送が日本でも始まり、全世界で人気を博すトルコの宮廷歴史ドラマ『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』。舞台の中心は、スレイマン大帝時代の帝都イスタンブール。シーズン1で実際に登場した人物に関連するスポットをご紹介します。

ドラマの舞台となっている「トプカプ宮殿」

オスマン帝国時代は皇帝(スルタン)の居城として、現在は観光客向けに博物館として公開されている「トプカプ宮殿」の男子禁制の「ハレム」がドラマの舞台となっています。

皇帝からの寵愛を受けようと繰り広げられる女たちの果てしないバトルは、まさにこの宮殿で実際に勃発していたのです。ハレム以外にも皇帝や高官たちによって御前会議が行われていた部屋や、中庭、台所なども見学することができます。

トプカプ宮殿

webサイト:http://www.topkapisarayi.gov.tr/tr

住所:Cankurtaran Mh., 34122 Fatih/İstanbul

電話:+90 212 512 04 80

皇帝たちも礼拝に出かけた「アヤソフィア」

宮殿の裏手にある「アヤソフィア」はスレイマン大帝時代はモスクとして利用されていました。金曜日の礼拝に実際に訪れているシーンがあります。

もとは教会として建てられましたが、オスマン帝国時代にはモスクに改修され、現在は博物館として公開されています。歴代皇帝たちが祈りを捧げたモスクの神秘的空間は必見です。

アヤソフィア博物館

webサイト:http://www.ayasofyamuzesi.gov.tr/

住所:Sultan Ahmet Mahallesi, Ayasofya Meydanı, 34122 Fatih/İstanbul

電話:+90 212 522 17 50

トルコ史上最高の建築家による「スレイマニエ・モスク」

ドラマの主人公、スレイマン大帝のために建てられたモスク「スレイマニエ・モスク」もまたイスタンブールにあります。

スレイマンの時代に活躍し、トルコ国内にいまなお残る有名な建築に数多く携わったミマール・スィナンという宮廷建築家によるモスクです。スレイマン大帝、ヒュッレム妃、そして二人の娘である皇女ミフリマーの霊廟も敷地内にあります。

スレイマニエ・モスク

住所:Süleymaniye Mah, Prof. Sıddık Sami Onar Cd. No:1, 34116 Fatih/İstanbul

電話:+90 212 524 64 10

イブラヒム・パシャの邸宅「トルコ・イスラーム美術博物館」

スレイマンから大宰相に抜擢され、スレイマンの妹のハティジェと結婚したイブラヒム・パシャ。彼とハティジェが暮らした邸宅は現在「トルコ・イスラーム美術博物館」として利用されています。イブラヒムとハティジェがいまも歩いていそうな中庭はドラマとそっくりで驚かされます。

トルコ・イスラーム美術博物館

住所:Sultan Ahmet Mahallesi, Meydanı Sok. No:46, 34122 Fatih/İstanbul

電話:+90 212 518 18 05

母后が眠る「ヤヴズ・スルタン・セリム・モスク」

ドラマ中でハレムを仕切っていたヴァリデ・スルタン(母后)ハフサ・アイシェと皇女ハティジェ、さらにはスレイマン大帝の父であるセリム1世の霊廟がある神聖なモスクが「ヤヴズ・スルタン・セリム・モスク」です。このあたりの地区は信仰が厚い人が多いので、歩くときは露出の少ない服装を心がけるなどの考慮が必要です。

ヤヴズ・スルタン・セリム・モスク

住所:Balat Mahallesi, Sultan Selim Cd. No:18, 34087 Fatih/İstanbul

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