岡山の児童、アユモドキ人工繁殖

絶滅危機の淡水魚

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キリンビール岡山工場内で飼育されている国の天然記念物「アユモドキ」

 京都府と岡山県で生息が確認されている淡水魚で、絶滅の危機にひんしている国の天然記念物「アユモドキ」を守ろうと、岡山市立千種小の児童らが2010年から人工繁殖と稚魚の放流を続けている。文化庁文化財第2課の江戸謙顕文化財調査官は「地域の人々に大事に守られ、今後、アユモドキの数も安定して増えていくかもしれない。子どもたちが、生き物を大切に思うきっかけになれば」と期待している。

 千種小は文化庁と環境省の許可を得て、毎年6月上旬に成魚を川から採取。今年も教室に置いた水槽で無事産卵し、ふ化した後は児童が稚魚に餌をやり、成長を見守ってきた。