特殊詐欺、逮捕者半数が報酬なし

神奈川県警が調査

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 報酬はもらえず、代償は高い―。特殊詐欺事件の逮捕者の半数以上が詐欺グループ内で約束された報酬を得ていないことが27日、神奈川県警が逮捕した容疑者らを対象に実施した調査で分かった。「大学をやめた」「離婚した」との回答もあり、加担したことを後悔している実態が浮かび上がった。

 1~9月に逮捕した162人のうち96人が回答し、ほとんどが「受け子」と呼ばれ、被害者から金などを直接受け取る組織末端の役割。詐欺グループに加わる若者は増加傾向にあり、実態を明らかにすることで歯止めをかける狙いがある。県警は「少額すらもらえずに切り捨てられる」と警告している。