東日本と北日本では、きょう27日(土)の夜にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みだ。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。また、北海道では暴風に警戒が必要だ。
きょうは、夜にかけて、前線を伴った低気圧が日本海から沿海州に進み、低気圧からのびる寒冷前線が、東日本から北日本を通過する見込みだ。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本と北日本では大気の状態が非常に不安定になるとみられる。
すでに午前5時までに、千葉県の君津市では39.0ミリ、岩手県の下閉伊郡山田町では、33.0ミリの激しい雨を観測した。
また、低気圧の中心に近い北海道では風が強まっていて、日本海側北部を中心に夕方にかけて、暴風に警戒が必要だ。
東日本ではきょうの夕方にかけて、北日本では夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。
積乱雲が近づく兆候は、真っ黒い雲が近づく、雷の音が聞こえる、急に冷たい風が吹くなどで、積乱雲の通過中は建物内に移動するなどして過ぎ去るのを待つのが安全だ。また、降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意したい。