家康と三浦按針を大河ドラマに 横須賀選出の小泉氏も要望

 横須賀市などは26日、徳川家康と、外交顧問を務めた英国人ウィリアム・アダムズ(日本名・三浦按針)を題材にした大河ドラマを制作するよう、NHKに要望した。

 要望したのは、按針とゆかりのある横須賀、静岡県伊東、長崎県平戸、大分県臼杵の4市でつくる「ANJINプロジェクト連絡協議会」。各市長らがNHK放送センター(東京都渋谷区)を訪問し、連絡協顧問の小泉進次郎衆院議員も同席した。

 横須賀市の上地克明市長は制作を求める署名が半年間で2万7千筆超集まったことを説明し、地元の盛り上がりをPR。小泉衆院議員も「(家康と按針を題材にすれば)400年前に外国人の按針に領地を与えた革新的な家康像を描くことができる」と制作の意義を強調した。

 NHKの菅康弘理事らは「候補の一つとして、真剣に考えたい」とした。

大河ドラマ制作を要望した4市の関係者ら=東京都渋谷区のNHK放送センター

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