教職員の心の健康、支援へルール作り 県医師会、知事と懇談

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 吉村美栄子知事と県医師会(中目千之(なかのめちゆき)会長)の懇談会が26日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれた。県立学校の教職員に対するメンタルヘルス支援を充実させるため、県医師会と県教育委員会が新たに改善に向けた協議の場を設け、産業医による面談などでルールづくりを進める方針を決めた。

 医師会側は、精神疾患で長期欠勤者が増えている状況を不安視し、心身両面で職場の健康管理全般を担う認定産業医を適切に配置するよう求めた。中目会長は「学校現場でメンタルヘルス体制をしっかり整えてほしい。各市町村教委にも働き掛け、来年度から関連予算も確保してもらいたい」と強調した。

 医師会側はこのほか、新生児聴覚スクリーニング検査への公費補助負担や県救急電話相談時間の延長などを議題に取り上げた。

 県側は県地域医療構想の進捗(しんちょく)状況、県立新庄病院の改築に向けた動きなどを説明。病床機能の調整状況では、天童市民病院が2019年度に急性期病床54床をすべて回復期に転換する方針が示された。

 吉村知事と県の関係部局幹部、県医師会役員の約40人が出席。吉村知事は「観光立県に力を入れており、医療面でも外国人の受け入れ体制を充実させたい。山形大が20年3月に始める重粒子線がん治療は県、医師会も一緒になり成功への道筋を付けたい」と述べた。