【ラ・リーガ】全身全霊で挑む大一番!今回は一味違う”エル・クラシコ”に

監督の力も問われるエル・クラシコに

10月最後の土日に行われるラ・リーガ第10節で、今シーズン1発目となるバルセロナ とレアル・マドリードの”エル・クラシコ”が開催される。久しぶりにリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドといった主役がいないビッグマッチは、果たしてどちらが制するのだろうか。

メッシとCB二人を欠くバルセロナ
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ホームのバルセロナはここ最近リーグ戦不調だったものの、前節のセビージャ戦で4試合ぶりの勝利を収めた。これにより再び首位浮上に成功したが、試合中のアクシデントで絶対的なエースのメッシが右ひじを骨折。3週間ほどの離脱が発表されてバルサはメッシ抜きでこの一戦に臨むことになった。また、センターバックのサミュエル・ウンティティとトーマス・ヴェルメーレンの二人も負傷のため今節は欠場。これ以上のけが人は出せない状況にある。

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今回の一戦で、バルセロナとレアル・マドリードは239回目の対戦となる。対戦成績はバルサの勝利が93回、引き分けが50回、レアルの勝利が95回となっている。また、最初のクラシコが行われたのは、実に115年以上前の1902年5月のこと。この時はバルサが3-1で勝利を収めている。レアルはクラブ創設2カ月、バルセロナは創設3年目のことだった。加えてカンプ・ノウでの対戦における“エル・クラシコ”の対戦成績は、バルサが49勝19分け20敗と勝ち越している。またメッシとクリスティアーノ・ロナウドがいない対戦は2007年12月23日以来11年ぶりとなり、当時はメッシが大腿二頭筋のケガ、ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドに所属していた。

得点力不足を解決するにはベイルの活躍が必須
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ビジターのレアルも重要なポジションに負傷者を出している。右サイドバックのダニエル・カルバハルは10月初旬に行われたUEFAチャンピオンズリーグCSKAモスクワ戦で左足ヒラメ筋を負傷。さらに左サイドバックのマルセロも直近のCLプルゼニ戦で負傷交代となった。軽傷で済んだマルセロはクラシコ出場見込みではあるものの、ベストコンディションとは言い難い状態だ。

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レアルはここまでクラシコ通算401得点を記録。節目の400点目は、昨シーズンの第36節でのクラシコでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが達成した。さらにクラシコの“連続ゴール記録”を持つのも、今夏ユベントスに移籍したクリスティアーノ・ロナウドだ。2011-12シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝1stレグから12-13シーズンのリーガ第7節まで、6試合連続でゴールを決めた。クラシコ最速ゴールは2011年12月、カリム・ベンゼマが開始22秒でマークしたもの。以前の記録は同クラブOBのチュス・アロンソが開始40秒で挙げたゴールだった。セルヒオ・ラモスはこれまでにクラシコで5回退場になっているが、同クラブOBのフェルナンド・イエロを上回って歴代最多記録になる。なお、ラモスはラ・リーガの最多退場記録(19回)も持つ。

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