無断「墓じまい」で苦痛と提訴

愛知の90歳女性

©一般社団法人共同通信社

 両親らが埋葬された墓を「墓じまい」として無断で撤去され精神的苦痛を受けたとして、愛知県弥富市の女性(90)が、撤去した親族2人に慰謝料など計530万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴したことが27日、分かった。提訴は7月23日付。

 先祖代々の墓を更地に戻す墓じまいは近年、少子高齢化や核家族化を背景に、墓を守る人がいなくなる「無縁墓」となるのを防ぐなどの理由で増加傾向にある。親族間でトラブルになるケースも珍しくなく、専門家は「事前によく話し合うべきだ」と指摘している。