最優秀救援投手にディアスとヘイダーが選出

ドジャー・スタジアムで行われているドジャースとレッドソックスのワールドシリーズの試合前には多くの式典が行われる。第3戦前にはハンク・アーロン賞の受賞者が、そして今回の第4戦前には最優秀救援投手賞の受賞者が発表されエドウィン・ディアスとジョシュ・ヘイダーが選ばれた。

両リーグを代表する守護神だったマリアーノ・リベラ氏とトレバー・ホフマン氏の功績を称えてこの最優秀救援投手賞はア・リーグでは「マリアーノ・リベラ賞」ナ・リーグでは「トレバー・ホフマン賞」と呼ばれている。今季はマリナーズで57セーブを挙げたディアス、ブリュワーズで55試合に登板し防御率2.43と抜群の安定感をみせたヘイダーがそれぞれ名誉ある賞をに手にした。

ディアスはシーズン序盤からセーブ数を稼ぎ、チームの勝利の瞬間に立ち会ってきた。6月から3ヶ月連続で月間最優秀救援投手に選ばれるなど安定感をみせ今季は73試合に登板して0勝4敗57セーブ 防御率1.96を記録。チームはポストシーズン進出とはならなかったがディアス自身は自己ベストの成績と同時に通算100セーブにも到達した。

ヘイダーはメジャー2年目の今季、リリーフ左腕としてチームの地区優勝に貢献。81回1/3を投げて143奪三振、脅威の奪三振率15.82を記録した。特に回またぎとなった23試合ではすべてブリュワーズが勝利するという勝ち運も持ち合わせた。今季は55試合で6勝1敗12セーブ 防御率2.43で今やチームに欠かすことができない左腕に成長した。

今回の受賞についてヘイダーは「チームの勝利のために投球すること、自身の役割を果たすことができてよかった」と話しており、ディアスは「もし50セーブを達成したらスコット・サービス監督と髪を切る賭けをしていたんだよ」と笑って受賞の喜びを語った。共に24歳の若き投手は来季以降もそれぞれのチームで勝利のために貢献していくことだろう。リリーフ投手として最高の賞を手にし、来季はさらなる飛躍を目指す。

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