【WS第4戦】9回一挙5得点猛攻 Rソックス世界一王手

【レッドソックス9-6ドジャース】@ドジャー・スタジアム

前日の試合で延長18回を戦うも惜しくも敗れたレッドソックスは世界一へ王手をかけるべく第4戦に臨んだ。一時は4点差をつけられ敗戦濃厚だったが、後半に一発攻勢で同点に追いつくと9回にはラファエル・デバースの適時打で勝ち越すと打線爆発し一挙5得点を挙げて試合を決めた。

時間にして7時間20分の試合に終止符を打ち、念願の1勝目を手にしたドジャースは連勝に向けて先発をベテランのリッチ・ヒルに任せた。ヒルは直球とカーブの緩急を使って強打・レッドソックス打線を翻弄し試合をつくっていく。一方のレッドソックス先発、エドゥアルド・ロドリゲスも持ち前の制球力で5回まで両軍ともに無得点で試合は進む。そして均衡が破れたのは6回、1死満塁からコディ・ベリンジャーの内野ゴロと相手守備の隙をついて先制に成功すると続くヤシエル・プイーグが打った瞬間それとわかる3ランでこの回で4得点を挙げた。

連敗は避けたいレッドソックスは失点した直後の攻撃で2死一・二塁のチャンスをつくると代打のミッチ・モアランドがドジャース3番手、ライアン・マドソンから一発を放って一気に1点差に迫った。その後はスティーブ・ピアースがケンリー・ジャンセンから同点弾を放って追いつくと9回にはデバースやピアースの適時打などで5点をリードした。前日に好投した前田健太が満塁の場面から打たれてしまった。

リードを許したドジャースは9回の攻撃でキケ・ヘルナンデスがクレイグ・キンブレルから2ランを放って3点差とするもあと一歩及ばず本拠地で痛い敗戦となった。今試合では両守護神が安定感を欠いた試合に。第5戦ではリリーフ陣が勝負のカギとなりそうだ。

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