神鋼建材工業、可動式防護柵の新製品を名古屋中心部に初採用

 神鋼建材工業(社長・工藤寛氏)の可動式防護柵の新製品「計画開口部用ボックスビーム」が、中部地区で採用実績を伸ばしている。今年度より本格販売を開始し、全国に先駆け、名古屋市の大津通り(名古屋市中区)に9基納入した。名古屋都心部の街づくりや、にぎわい創出に寄与している。

 「計画開口部用ボックスビーム」は、土台にステンレス製キャスターを取り付けた角パイプ防護柵。高速道路などの中央分離帯の代わりに設置することで、事故対応など緊急時に車両が通行できる開口部を設けられる「緊急開口部用TMS型ガードパイプ」の改良版。新製品が採用された名古屋・大津通りでは、休日に歩行者天国を実施(不定期)している。中央分離帯の代わりに新製品を施工し、歩行者天国実施時には、最大で1400平方メートルの空間を活用した、多彩なイベントを催すことができる。

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