八戸の屋内スケート場、吉田産業がネーミングライツ取得 新名称「YSアリーナ八戸」

 吉田産業(本社・青森県八戸市、社長・吉田誠夫氏)は八戸市長根公園内に建設中の「八戸市屋内スケート場」(仮称)のネーミングライツを取得し、このほど八戸市との間でスポンサー契約を締結した。名称は「YSアリーナ八戸」で契約期間は今月1日から5年間。命名権料は年間2千万円。同社として八戸市所管施設のネーミングライツ取得は今回が初めてとなる。

 契約締結に当たり小林眞八戸市長と共同会見に臨んだ吉田社長は「当社は長根運動公園と非常に距離が近く、ネーミングライツ・スポンサーになれたことは地元企業として大変うれしい。また当社は1921年に八戸市廿三日町に吉田金物店として創業し、2021年に創業100周年を迎える。わずかではあるが氷都・八戸の地域の皆様への恩返しとともに、スケート競技の振興に貢献できればと思う。YSアリーナ八戸の名称が広く親しまれるよう願っている」と挨拶した。

 同スケート場はスピードスケートの国際大会に対応できる国内では長野、帯広に続く3番目の通年型屋内施設。完成は19年6月の予定で、同年秋のオープンを目指している。オープン後は20年1月開催の第75回国民体育大会冬季大会のスピードスケート競技、21年2月開催の世界ジュニアスピードスケート選手権大会の会場に内定している。

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