日米野球の参加選手が正式発表 前田健太が投手陣の中心に

MLB機構とMLB選手会は、日本時間11月8~15日に日本で開催される「2018日米野球」に参加するMLBオールスターチームの出場選手を発表した。今年のオールスター・ゲームに参加した選手はミッチ・ハニガー(マリナーズ)、J.T.リアルミュート(マーリンズ)、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)、エウヘニオ・スアレス(レッズ)の4人。投手陣は今季8勝の前田健太(ドジャース)が勝ち頭というやや寂しい顔ぶれとなったが、若手からベテランまで個性豊かなメンバーが揃った。

マツダスタジアムで凱旋登板を果たす可能性のある前田、ワールド・ベースボール・クラシックでの活躍などにより日本でも名捕手として知られているモリーナといった注目選手の活躍はもちろん楽しみだが、今回のMLBオールスターチームにはナ・リーグ新人王の筆頭候補と目される2人の若きスター外野手が名を連ねている。ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)とフアン・ソト(ナショナルズ)だ。現在20歳のアクーニャJr.は4月下旬にメジャーデビューを果たすと、111試合に出場して打率.293、26本塁打、OPS.917の大活躍。最年少での5試合連続本塁打を記録し、先頭打者本塁打8本の球団新記録を樹立した。先日20歳の誕生日を迎えたばかりのソトは、アクーニャJr.から1ヶ月ほど遅れてメジャーへ昇格し、116試合に出場して打率.292、22本塁打、OPS.923をマーク。新人らしからぬハイレベルな選球眼を誇り、出塁率は4割を超えている(.406)。

なお、MLBオールスターチームはマーリンズのドン・マティングリー監督が指揮を執り、「ミスター指名打者」として知られるエドガー・マルティネス(マリナーズ・打撃コーチ)や2009年ワールドシリーズMVPの松井秀喜(ヤンキース・GM特別アドバイザー)らもコーチとしてオールスターチームの一員に名を連ねている。「2018日米野球」の詳細については公式サイトをご確認いただきたい。MLBオールスターチームの出場選手は以下の通り。

監督:ドン・マティングリー(マーリンズ)
ベンチコーチ:ヘンスリー・ミューレン(ジャイアンツ)
打撃コーチ:エドガー・マルティネス(マリナーズ)
投手コーチ:ブレント・ストローム(アストロズ)
ベースコーチ:フレディ・ゴンザレス(マーリンズ)
ベースコーチ:松井秀喜(ヤンキース)
ブルペンコーチ:ヘンリー・ブランコ(ナショナルズ)

投手
マット・アンドリース(ダイヤモンドバックス)
スコット・バーロウ(ロイヤルズ)
ジョン・ブレビア(カージナルス)
ジュニア・ゲラ(ブリュワーズ)
ブライアン・ジョンソン(レッドソックス)
前田健太(ドジャース)
クリス・マーティン(レンジャーズ)
コリン・マクヒュー(アストロズ)
ダニエル・ノリス(タイガース)
ビダル・ヌーニョ(レイズ)
ダン・オテロ(インディアンス)
ユスメイロ・ペティート(アスレチックス)
エラスモ・ラミレス(マリナーズ)
ヘクター・ベラスケス(レッドソックス)
カービー・イエーツ(パドレス)

捕手
ロビンソン・チリーノス(レンジャーズ)
ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
J.T.リアルミュート(マーリンズ)

内野手
ウィット・メリーフィールド(ロイヤルズ)
アメッド・ロサリオ(メッツ)
カルロス・サンタナ(フィリーズ)
エウヘニオ・スアレス(レッズ)
クリス・テイラー(ドジャース)

外野手
ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
エンリケ・ヘルナンデス(ドジャース)
リース・ホスキンス(フィリーズ)
ケビン・ピラー(ブルージェイズ)
フアン・ソト(ナショナルズ)

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