国保の赤字穴埋め中止を要請

財務省、保険料上昇も

©一般社団法人共同通信社

 財務省は30日、財政制度等審議会の分科会で、各自治体が国民健康保険(国保)の赤字を穴埋めするために年間約2500億~3500億円の税金を投じ続けてきたことを問題視し、「速やかに解消すべきだ」と要請した。穴埋めを中止すれば保険料の上昇を招く可能性が高いが、財務省は地方財政の悪化を避けるために必要だとみている。

 国保は自営業者や非正規労働者、無職の人ら約3千万人が加入する公的医療保険。加入者の所得水準が低い一方、高齢者の増加もあって医療費の支出が多いため、赤字運営が続いている。

 財務省は分科会に示した中長期的な地方財政改革案の中で国保を取り上げた。