カノークス、九州で鋼管切断加工事業拡大 新会社「カノークス鋼管九州」を設立

 鉄鋼商社のカノークス(本社・名古屋市、社長・高木清秀氏)は29日、九州地区での自動車向けユーザーへの安定供給と同地区での鋼管事業拡大を狙いに、大分県中津市に鋼管の切断加工会社「カノークス鋼管九州」を設立した、と発表した。今年12月に本稼働する。

 新会社(カノークスの100%出資子会社)は、大分県中津市大字福島915の工場建屋等を取得して切断加工機を設置。

 これまで、九州地区にある同社の自動車向けユーザーへは、加工業務を外注に依存していたが、今後は自社グループで展開することになる。

 同社は、東北(岩手県)、関東(群馬県)でも自動車顧客に対する安定供給などを目的に、同様の加工事業を展開。今回の新会社設立はそれに続くもの。

 新会社は、6月に設立。社長に犬飼雅自氏が就任(カノークス九州支店長と兼務)、犬飼社長も含め5人体制でスタートする。電話番号は次の通り。

 ▽電話=0979―62―9005

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