TANAKAホールディングス、中央労働災害防止協会会長賞を受賞

 TANAKAホールディングスは、中央労働災害防止協会から2018年度の中央労働災害防止協会会長賞を受賞し、10月17日に横浜市で開催された「第77回全国産業安全衛生大会」で表彰状を授与された。同社が中央安全方針に「安全を最優先し、安心で明るい職場を確立する」を掲げ、全社的な安全総点検の実施など、はさまれ・巻き込まれ災害防止を重点に労働災害防止活動に取り組み、顕著な成果を上げたことが評価された。

 同社は、各事業場の新任総括安全衛生管理者に安全衛生トップセミナーを受講させ、トップの安全管理能力の維持に努めているほか、国内全事業場で15年度から3年間、中災防の安全管理士による安全診断を受診し、指摘、推奨事項に基づく改善策を実施している。

 17年度には国内全事業場で、はさまれ・巻き込まれに関する安全総点検を実施し、17年度下期に国内事業場の作業現場での労働災害発生0件を達成。18年は中災防の出張教育を利用し、衛生管理者を対象とした衛生管理能力向上教育を社内で進めるなどさらなる改善活動に取り組んでいる。

 同賞は、中災防の事業活動に深い理解を有し、産業安全および労働衛生の推進向上に努め、著しい成果を収めるとともに、広く地域または業界に対して普及啓発に尽くした顕著な功績が認められた企業などを表彰するもの。

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