「グラマラスヒーローズ」、「クリオネの灯り」等のアニメ作品を手掛けた(株)drop、破産開始決定

 (株)drop(TSR企業コード:296121134、法人番号:4011601017592、練馬区貫井2-1-29、設立平成16年8月、資本金1000万円、萩原猛社長)は10月26日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には片山史英弁護士(虎ノ門南法律事務所、港区虎ノ門1-15-12、電話03-3502-6294)が選任された。
 負債は現在調査中。

 アニメーションを中心に、映像作品の制作を手掛けていた。また、GLAYやゆず、Perfumeなど人気ミュージシャンのプロモーションビデオ等も手掛け、平成21年7月期には売上高約2億2000万円をあげていた。
 近年はe(エレクトロニック)スポーツを題材にしたアニメ「グラマラスヒーローズ」(2017年)や、「クリオネの灯り」(同)などのテレビアニメを制作するも、売上は復調しなかった。また、人件費などが経営を圧迫し、債務超過に陥っていた。資金繰りが逼迫するなか、業況の改善も見込めないため30年8月に事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任していた。

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