31日(水)午後も、日本海側の各地で冷たい雨が降り、標高の高い所では雪となる見込み。太平洋側は東日本を中心に晴れるが、あす1日(木)の朝は東・西日本の内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。西日本には「霜注意報」の発表されている地域もある。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっているため、日本海側は西日本を含めて降水となっている地点が多い。秋田県では、内陸を中心にこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があるため、夕方まで土砂災害に警戒が必要だ。晴れる太平洋側でも気温はあまり上がらず、今夜は内陸を中心に全国的に冷え込みが強まりそうだ。あす1日朝は、西日本の沿岸でも10℃を下回り、内陸の盆地などは5℃以下となる所もあるため、霜に対する農作物の管理に注意が必要となる。
2日以降は気温上がる
2日は日本海側でまだ雲が多い所があるが、3日(土・祝)は全国的に日差しが多くなる見込み。朝はまだ内陸を中心に冷えるものの、日中はここ数日の肌寒さが解消する地域が多くなりそうだ。4日(日)にかけても、穏やかな晴天となる地域が多い。ただし、天気は西から下り坂に向かいそうだ。
来週前半は広く雨に
低気圧や湿った空気の影響で、6日(火)は西日本で雨が降り出し、7日(水)にかけては東日本でも雨となり、北日本でも一部で天気が崩れる見通し。曇りや雨の地域が多くなるが、南風が流れ込む影響で気温は平年より高くなりそうだ。東・西日本は最高気温は20℃を超え、西日本の南岸は25℃前後と生ぬるいほどの風が吹く見通し。まるで季節が逆戻りしたような状況となるため、体調管理に注意が必要となる。(気象予報士・ 高橋 和也)