海賊対策へ 巡視船「えちご」出港 新潟海上保安部

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海賊対策のため出港する巡視船「えちご」=30日、新潟市中央区

 東南アジア海域での海賊対策に向かうため、新潟海上保安部の巡視船「えちご」が30日、新潟市中央区の新潟西港を出港した。約1カ月にわたって海のパトロールに当たるほか、オーストラリア、フィリピンを訪問し、各関係機関と連携訓練や意見交換を行う。

 世界全体の海賊事案は減少傾向にあるが、フィリピン沖では近年、身代金目的で船員を誘拐する事案が多発している。日本は2000年から毎年、海賊対策のため巡視船を派遣しており、えちごの派遣は4年連続4回目となる。

 出港式では、豊田力船長が「実績と経験を最大限に発揮し、海賊対策の成功のために全力を尽くす」と決意を述べた。式には地元の園児たちも参加し「海賊からみんなを守ってください」と船員に花束を贈り、敬礼して見送った。

 えちごは12月4日に帰港する予定。