私的目的の公用請求、藤沢市職員を停職4カ月

 藤沢市は31日、私的な利用が目的であるにもかかわらず戸籍謄本などを公用請求した資産税課の男性職員(28)を停職4カ月の懲戒処分とした。管理監督責任も問い、同課の男性課長(58)を減給10分の1(1カ月)、課長補佐(43)を戒告処分とした。

 市によると、男性職員は9月、婚姻届を提出する際に必要となる自身と婚約者の戸籍謄本、改製原戸籍謄本、戸籍付票計6通について、自分の所属する資産税課を通じて公用請求し、取得していた。

 市は10月30日の職員綱紀審査委員会で、職員の行為は地方公務員法の「信用失墜行為の禁止」に抵触すると判断、処分を決めた。

藤沢市役所

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