きょうから11月

 きょうから11月。そろそろ1年を振り返る恒例の企画が始動する時期だ▲今年の「新語・流行語大賞」は7日にノミネート30語が発表される。平昌(ピョンチャン)冬季五輪カーリング女子チームの「そだねー」や、来年の改元を意識した「平成最後の○○」というフレーズは、ほぼ確定だろうか▲日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」募集はきょうから。北朝鮮のミサイル発射に脅かされた昨年は「北」、リオ五輪で盛り上がった2016年は「金」だったが、さて、今年にふさわしい漢字は▲自民党総裁選では安倍晋三首相が3選を果たした。財務省事務次官のセクハラ発言を契機に、セクハラを告発するムーブメントが国内でも広がった。大阪で震度6弱、北海道で震度7の地震が発生、西日本豪雨では200人を超える人々が亡くなるなど、天災も相次いだ▲今年最大のニュースはこれから来るかもしれない。今月6日の米中間選挙は、トランプ政権をはじめ日本や世界にどのような影響を与えるだろうか。県民にとっての関心事の一つは、V・ファーレン長崎が瀬戸際からのJ1残留を果たせるかどうか▲今年は私たち一人一人にとって、いったいどんな年として締めくくられることになるだろう。願わくば、平成最後の秋と冬が、幸せな出来事で満たされますように。(泉)

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