住家火災、相次ぐ犠牲者 県内、10月中旬以降4人死亡

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 県内で住家火災による犠牲者が相次いでいる。10月中旬以降、北上市と一関市で発生した住家火災3件で男女4人が死亡した。31日は9地点で今季最低気温を観測するなど、県内は寒さが増す季節。暖房器具を使い、空気も乾燥することから毎年火災が頻発する「要注意時季」を迎える。管内で火災が多発している北上消防署は広報を強化。他地域の消防関係者も、出火原因の上位に例年挙がる石油ストーブの取り扱いに注意を呼び掛ける。

 県内では10月14日に北上市村崎野、同29日に一関市弥栄で住家火災があり、それぞれ住人の男性が死亡。27日には北上市二子町で民家が全焼し、男女2人が焼死した。県内の火災による10月の死者は2017年が1人、16年はゼロだった。

 特に北上市では9、10月に7件の建物火災が発生。4人が死亡、1人が負傷した。今年の建物火災は13件で、半数以上がこの2カ月に発生する異常事態だ。

 同市を管轄する北上消防署は今月、市コミュニティーFMの防災番組で、2回にわたり住家火災予防を呼び掛ける。11日の庁舎開放デーは電源プラグにほこりがたまって発火する「トラッキング現象」や油を使う調理での発火を実演するなど啓発を強化する。