平成12(2000)年の主な出来事

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 コンピューター2000年問題の対応に追われ、慌ただしく始まった新千年紀。相次ぐ少年の凶悪事件に社会が揺れた。小渕首相が病に倒れて以降、政局は混迷を増し、地震や噴火が世紀末の不安に輪をかけた。その一方、朝鮮半島の南北首脳が会談し、融和への一歩を踏み出したほか、地上戦の悲劇を刻んだ沖縄でサミットが開かれ、大きな歴史の転換点を印象付けた。
 長崎県内でもさまざまな節目の年となった。日蘭交流四百周年を記念した多彩なイベントに沸き、県都・長崎には大型商業施設が次々とオープン。原爆症認定を訴え続けた松谷英子さんは、被爆55周年の今年、ようやく悲願を実らせ、世界の反核NGOが長崎に結集した「核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」では「核なき21世紀」への決意を新たにした。噴火から10周年を迎えた雲仙・普賢岳の被災地は、着実に再生への歩みを続ける。地方自治体の合併論議が活発化。衆院選では自民党の議席独占に風穴があき、シドニー五輪での中尾美樹選手の銅メダル獲得に、県民は胸を熱くした。