西日本豪雨の避難所生活、広島市で解消 

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 西日本豪雨を受け、広島市内に設けられた避難所で暮らす被災者が10月31日、ゼロになった。唯一、3世帯5人が身を寄せていた安芸区の矢野小でこの日、全員が市内の賃貸住宅に移り、新たな生活をスタートさせた。

 同小体育館では、最後に残っていた会社員堂畝敬子さんが段ボールベッドなどを片付け、避難所を後にした。床上浸水した自宅の修繕は11月末までかかる見込みで、被災直後から同小で過ごしていた。「背中の痛みやプライバシーが気になっていた。ようやくほっとできる」とほほ笑んだ。

 豪雨で大きな被害が出た安芸区では、矢野学区と瀬野学区の一部に「避難準備・高齢者等避難開始」情報が継続して出されている。同区災害対策本部は「今後も気象状況などに応じて速やかに避難所を設営する」としている。

 広島市内では最大145カ所の避難所が設けられ、ピーク時には3742世帯9489人(7月7日)が身を寄せた。

 広島県内で被災者が暮らしている避難所は、三原市の本郷生涯学習センターだけとなった。市によると3世帯8人が生活している。

避難所で使っていた段ボールベッドを片付ける堂畝さん(広島市安芸区矢野西)