川崎駅ロッカーに銃2丁と実弾 銃刀法違反容疑で男女逮捕

 拳銃2丁と実弾21発を所持したとして、神奈川県警薬物銃器対策課と川崎署などは1日までに、銃刀法違反(加重所持など)の疑いで、指定暴力団稲川会系組員で自称建設業の男(45)=川崎市川崎区日ノ出1丁目=と、無職の女(22)=静岡県伊東市=の2人を逮捕した。

 逮捕容疑は、共謀して6月15~18日、JR川崎駅構内のコインロッカーに、回転弾倉式拳銃1丁と自動装てん式拳銃1丁、実弾21発を保管した、としている。

 同課によると、使用期限を過ぎたロッカーから管理業者がバッグを回収し、中から新聞紙とポリ袋に包まれた拳銃などを発見。県警が周辺の防犯カメラ映像を解析し、2人が浮上した。2人は当時、川崎市内で同居していた。

 調べに対し、男は「認否は弁護士と相談して決める」と供述、女は「バッグに拳銃が入っていることは知らなかった」と容疑を否認している。県警は今後、拳銃と実弾の入手経路を調べる。

押収された拳銃2丁と実弾21発=神奈川県警本部

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