メダルに挑む僧侶アスリート 藤田道宣選手(車いすフェンシング)

剣さばきの技術とスピードが重要となる車いすフェンシングの藤田道宣選手が登場。

大学2年生の時、海水浴中の事故で頸髄を損傷。まひした下半身は「二度と回復しない」と宣告を受けた。

高校時代からフェンシングに取り組んでいた藤田選手。2008年北京、12年ロンドン男子フルーレで2大会連続銀メダルに輝き、高校時代の先輩でもある太田雄貴さんに「車いすフェンシングをやってみないか」と誘われ、将来への希望を見いだした。

競技生活を続ける中で、両親や友人への感謝の思いが湧き上がった。

「今度は自分が誰かを支えたい」

大学院に通い、臨床宗教師(※)の資格を取得した。

18年10月のアジアパラ(インドネシア)では、男子フルーレで銀メダルを獲得。20年東京パラリンピックでメダル獲得を目指す異色の僧侶アスリートに迫る。

※臨床宗教師・・・被災地、医療機関、福祉施設などの公共機関で心のケアを提供する宗教者


藤田道宣(ふじた・みちのぶ)

藤田道宣選手 (車いすフェンシング)

1986年11月22日 31歳 熊本県出身 トレンドマイクロ所属

両下肢機能全廃、平安高(現龍谷大平安高)-龍谷大-龍谷大大学院卒、18年ワールドカップ(モントリオール)男子フルーレ銅メダル

右手の握力はなく、腹筋の力もほとんどない中、高校時代から培った駆け引きのうまさを武器に世界と戦う。

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