阪神が指名あいさつ 創成館高 川原「エースになる」

 プロ野球ドラフト会議で創成館高の川原陸投手(17)=184センチ、82キロ、左投げ左打ち=を5位指名した阪神の佐野仙好統括スカウトらが1日、諫早市の同校を指名あいさつで訪れた。プロ選手への「実感が湧いてきた」という川原は「タイガースのエースになることが目標」と気持ちを新たにした。
 佐野統括スカウトと永吉和也スカウトディレクター、田中秀太担当スカウトが訪れ、川原のほかに奥田修史理事長兼校長、稙田龍生野球部監督らが同席。面談後、田中担当スカウトは取材に「(指名の)一番の決め手は体感スピードが速いストレートの質。体を鍛えて一つ一つ課題をクリアしていけば十分にやれる。(現在最速141キロの)球速は145くらいまで上げてくれれば」と期待を口にした。
 川原は「球の切れには自信があるが、すべてでスキルアップしたい。体づくりについては(スカウトにも)言われた。走り込みや体幹トレーニングに力を入れて(入寮後の)新人合同自主トレに臨む」と意気込んだ。
 今後、条件提示などを経て仮契約し、12月上旬に入団会見、来年1月に入寮となる予定。

指名あいさつ後、阪神の田中担当スカウト(右)と握手を交わす川原投手。左は佐野統括スカウト=創成館高

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