新渡戸記念館の存続認めず、青森

地裁、耐震上廃止やむなし

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新渡戸記念館=10月、青森県十和田市

 青森県十和田市が、ゆかりのある新渡戸稲造の史料を展示する市立記念館を、耐震強度不足のため条例で廃止したのに対し、史料を所有する新渡戸家が廃止の取り消しを求めた訴訟の差し戻し審判決で、青森地裁(飯畑勝之裁判長)は2日、請求を棄却した。

 判決理由で飯畑裁判長は「記念館の耐震性能に問題があり取り壊すほかなく、市の財政状況などを踏まえれば、廃止の判断はやむを得ない。新渡戸家への不利益も大きくない」と指摘した。

 判決によると、市は耐震診断で記念館を危険と判断して、2015年に条例を制定し廃止した。