モリワキがSBK参戦の可能性を示唆。チームマネージャー森脇緑氏「挑戦する価値があるのは確か」

 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスや鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦するモリワキエンジニアリングに、スーパーバイク世界選手権(SBK)参戦の噂がまことしやかに囁かれている。

 2003年~2005年までオリジナルフレームでMotoGPを戦い、2010年のMoto2ではMD600でマニュファクチャラーズ・ランキングで2位につけたモリワキ。独自の技術で世界を舞台に戦ってきた。

 複数の海外サイトが伝えたところによると、SBKの有力チームであるアルテアレーシングとモリワキが接触。両者がタッグを組んで参戦し、SBKで不調続きのホンダ復活の立役者になる可能性がある、というもの。

 全日本ロード最終戦でモリワキのチームマネージャー森脇緑氏を直撃すると、「報道があることは知っていますが、直接取材されたわけではないので、私自身驚いています」としながらも、「若手ライダーの育成はモリワキの使命。若いライダーたちに夢を持ってもらうためにも、モリワキは世界に挑戦してきました。SBKも同じように挑戦する価値のあるステージだと考えているのは確かです」と、参戦の可能性を否定はしなかった。

 もしモリワキがSBKに参戦すれば、ホンダ復活の起爆剤になることはもちろん、2012年の青山博一以来となる日本人ライダーフル参戦の可能性にも期待がかかる。世界への扉がまたひとつ開くのか、大いに注目したい。

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