障害者スポーツ知って 競技の楽しさ伝える 常総・大花羽小

「卓球バレー」勝山さん 「ゴールボール」山口さん

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指導員の勝山博行さん(右)の話を聞きながら卓球バレーを楽しむ児童たち=常総市大輪町

「卓球バレー」と「ゴールボール」と呼ばれる二つの障害者スポーツを体験する授業が10月29日、常総市大輪町の市立大花羽小学校であった。県卓球バレー協会指導員の勝山博行さん(31)とゴールボール日本代表の山口凌河さん(21)が講師を務め、5、6年生18人に競技の楽しさを伝えた。

1チーム6人制の卓球バレーは、椅子に座った状態で卓球台を囲み、木の板のラケットでボールを打ち合うスポーツ。ボールはネット下を通し、3打以内で打ち返すのがルールとなっている。

パラリンピックの正式種目にもなっているゴールボールは視覚障害者対象の競技で、1チーム3人制。鈴の入ったボールを転がすように投げ、相手ゴールに入れて得点を競う。

脳性まひの勝山さんは卓球バレー歴が約3年で、「健常者と一緒にプレーできるところが面白い」と魅力を話す。ほぼ全盲の山口さんは県立盲学校時代からゴールボールを始め、現在は日本代表。「ゴールを守るために3人が一つの壁を作る」と競技の特色を話す。

この日の授業は前半が卓球バレー、後半がゴールボールという流れで進行。子どもたちはどちらの競技も夢中になって楽しんだ。

6年生の草間あやみさんは「卓球バレーはみんなでプレーできるところが面白い」、5年生の石塚渉太君は「アイマスクを着けてやったゴールボールはとても難しかった」と感想を話した。

また授業では、介護を必要とする普段の生活について勝山さんが言及。「外出するときは移動手段を事前に調べてから出掛けている」などと話し、困っている障害者を街で見掛けたら、ためらわず声を掛けてほしいと子どもたちに語り掛けていた。(今橋憲正)