いま熱い!地震や豪雨の被害に遭った地域を応援できる「割安ツアー」

2018年の日本は地震や台風、豪雨など多くの災害に見舞われました。TVやネットのニュースを見て胸が痛くなった人も多いでしょう。個人でも募金をしたり、ボランティアに参加して、被災地をサポートすることができます。

しかし、それ以外にもうひとつ被災地を応援する方法があります。それは「割安ツアー」に参加することです。そこで今回は地震や豪雨の被害に遭った地域を応援できる「割安ツアー」をご紹介します。

被災地支援・復興ツアーはなぜ「割安」なのか?

被災地支援・復興ツアーが割安なのはなぜでしょうか? じつは国が観光支援策として被災地への旅行代金の一部を補助しているのです。被災地では住宅や交通などの復興を急ぐ必要があったり、風評被害により、被害をほとんど受けていない地域の観光客まで減ってしまっている現状があります。そのような状況を打破するのが被災地支援・復興ツアーの目的なのです。

どんなツアーがあるのか?

北海道

2018年9月6日に起こった北海道胆振東部地震。その被害を受けた北海道への「助成金ツアー」や「北海道ふっこう割ツアー」は、クラブツーリズムや読売旅行なとで取り扱っています。クラブツーリズムには、一人20,000円の助成金を利用できるツアーも! また、読売旅行には一度は体験してみたい黄金毛ガニを味わうツアーや流氷クルーズを楽しめるツアーなどがあります。魅力的な観光地がいっぱいの北海道・・・一度も訪れたことがないようなら、この機会に旅行してみるのもいいでしょう。

クラブツーリズム

https://www.club-t.com/special/japan/todoufuken/josei/

読売旅行

https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/kokunai/jyoseikin/hokkaido/

福島県(日帰りツアーもあり)

東日本大震災と原発事故で甚大な被害を受けた福島県への被災地応援ツアーは、近畿日本ツーリストや日本旅行など都内の旅行会社が取り扱っています。

支援金の交付を受ける条件は、都内在住もしくは在勤・在学の方( 国民健康保険証、運転免許証などによる証明が必要)であること。また、こちらのページから申込書兼割引利用証明書をダウンロードして、記入・提出をする必要があります。割引金額は、1泊1名あたり3,000円(宿泊)、1泊1名あたり1,500円(日帰り)です。

東京から福島は意外と近く、行きやすいので、各旅行会社の被災地支援ツアーを見て、週末旅行や日帰り旅行を計画するのもいいかもしれませんね。

被災地応援ツアー

https://www.tcvb.or.jp/jp/fukushima/

西日本

2018年7月の豪雨で多大な被害を受けた西日本では「13府県ふっこう周遊割」を実施しています。対象となるのは13府県(岐阜県・京都府※京都市を除く・兵庫県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県)で、対象の府県(2府県以上をまたいでもオッケー)に連続して2泊以上宿泊すると支援金を受け取ることができます。

支援金額は岡山、広島、愛媛で1名1泊あたり最大6,000円、その他の府県で1名1泊あたり最大4,000円です。すでに支援金が割引かれたツアーもあって、お得感があります。

ちなみに「13府県ふっこう周遊割」は2019年1月31日(木)宿泊分まで受け付けていますが、支援金が上限に達し次第、販売終了になってしまうのでご注意を!

13府県ふっこう周遊割

https://fukkou-shuyu.jp/

被災地の現状を知ることができる現地ツアー

東日本大震災から7年以上が経過しましたが、現地の今が気になっている人もいるのではないでしょうか。「今こそ、東北へ。」の「応援プログラム」では、被災地の現状を知ることができる現地ツアーを開催しています。

「南相馬20km圏内ツアー」は、なんとガイドブック代のおひとり500円で参加可能。浪江町の除染土の仮り置場や大津波に襲われた小学校をガイドボランディアの方の案内で見学できます。

東北旅行ついでに「応援プログラム」に参加して、少しでも被災地をサポートしたいですよね。

今こそ、東北へ。

http://imakoso-tohoku.com/

国内旅行を計画しているのなら、お得な金額で旅行ができる、被災地支援・復興ツアーに参加するといいでしょう。あなたの旅の思い出が現地の復興に繋がりますよ。

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