レンジャーズの新監督探しが終了 ウッドワードが新監督に

レンジャーズの新監督探しがようやく終了した。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、レンジャーズはドジャースで三塁ベースコーチを務めるクリス・ウッドワードを新監督に起用する方針を固めたようだ。ウッドワードはツインズ・ベンチコーチのデレク・シェルトンとともに今週に入ってからレンジャーズの面接を受けたばかりだが、シェルトンとの争いを制し、メジャー球団の監督の座を勝ち取った。

ウッドワードは過去3シーズン、ドジャースの三塁ベースコーチを務め、チームの地区6連覇と2年連続リーグ優勝に貢献。それ以前は、ブルージェイズ、メッツ、ブレーブス、レッドソックス、マリナーズで計12シーズンにわたって内野手としてプレイし、2011年限りで現役を引退した後、マリナーズでマイナーの内野コーディネーターとメジャーの内野コーチを歴任していた。マリナーズ時代の2009年には、レンジャーズの正三塁手であるエイドリアン・ベルトレイとチームメイトだった。

レンジャーズの新監督探しは、シーズン終盤にジェフ・バニスターを解任したところからスタートし、監督代行を務めたドン・ワカマツ(レンジャーズ・ベンチコーチ)、ジェイス・ティングラー(レンジャーズ・ファームディレクター)、ダスティ・ワーサン(フィリーズ・三塁ベースコーチ)、ジョー・エスパーダ(アストロズ・ベンチコーチ)らが候補となっていたが、いずれも決め手に欠けた。

ジョー・ジラルディ(前ヤンキース監督)とブランドン・ハイド(カブス・ベンチコーチ)は面接を受けたものの、レンジャーズの監督に就任することを望まず、デービッド・ベルはレッズの監督、ロッコ・バルデッリはツインズの監督に就任。エンゼルスでGM特別補佐を務めるエリック・シャベスも候補の1人となっていたが、最終的にはウッドワードが選ばれた。

なお、今オフはレンジャーズを含む6球団が新監督探しを行っていたが、レンジャーズの監督が決まったことにより、監督の座が空席となっているのはオリオールズだけとなった。オリオールズは同じく空席となっている編成部門の最高責任者を決めたあと、新監督を決定する方針を明らかにしている。

© MLB Advanced Media, LP.