JR川崎駅東海道線のホーム拡幅と線路切り替え工事が3日、行われた。作業員約1200人が動員され、約18時間で完了。工事に伴い、東京―横浜間が同日午前10時から終電まで運休となった。4日始発から運行を再開する。
混雑緩和のため、現在約8・6メートルのホーム幅を下り線路側に約3・4メートル広げ、約12メートルにした。今回は仮設の拡幅で、2020年までに本設ホームを完成させる。
3日の工事では、ホーム拡幅とともに横浜方面、東京方面側の線路切り替え工事も行った。
既に下り線路の外側に新たな線路が設けられており、作業員はジャッキで引き上げた現行線路を人力で新線路側に引き寄せ、事前に用意していた敷石(バラスト)を手際よく敷き詰めた。拡幅工事でも、15班に分かれた作業員が瞬く間に足場を組み上げ、約312メートルのホームを一気に広げていった。
川崎駅の大野武一駅長は「工事は順調。ホーム拡幅で乗客に安心して利用していただきたい」と話した。