ついに決めた!地元で決めた!! FC琉球、悲願達成に7810人歓喜

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 【沖縄】スタンドを埋めた7810人の観客とともにFC琉球が3日、J2入りを決めた。今季の好調ぶりを象徴するかのような攻撃サッカーは観衆を何度も沸かせ、県サッカー界の新たな1ページを飾るにふさわしい試合だった。創設15年での悲願達成に長年のファンは感慨を持って受け止め、来季からレベルの高い試合が観戦できることに子どもたちは夢を広げた。

 6年前にファンとなってからホームはほぼ全試合、年に2~3回はアウェーの会場にも足を運ぶという会社員の柴田愛花さん(30)=宜野湾市。この日もスタンドから声援を送り続け、J2昇格とJ3優勝の瞬間を味わった。仲間と喜びを分かち合い「本当に良かった。うれしい」と感動で目を潤ませた。

 FC琉球U-15で副キャプテンを務める前里裕希さん(15)=美東中3年=はチームメートと観戦し、FW選手の動き方を学んでいた。「沖縄では初めてのことなので、この場に立ち会えて良い経験になった。これからはもっとレベルが高い試合を見ることができる。いつか、この大勢の中でプレーしたい」と夢を膨らませた。

 スタンドには多くの子どもたちが詰め掛けた。サッカーを始めて3年目という山内JFCの東恩納璃乃さん(10)=沖縄市、山内小5年=はチームメートと応援した。「4点も決めて良かった。J2でも優勝できるように頑張ってほしい」とエールを送った。

 FC琉球の本拠地である沖縄市の桑江朝千夫市長も「ROAD TO J2」と書かれたFC琉球のタオルを首に掛けて観戦。「優勝の瞬間を地元で迎えることができて最高。J2に上がればキングカズ(三浦知良選手、横浜FC)も来る。子どもたちに夢を与えられる」と満面の笑みを浮かべた。

速報1500部発行

 沖縄タイムス社は3日、サッカーFC琉球のJ2昇格を伝える速報1500部を多目的取材車「ワラビーGO!」で発行し、会場周辺で配った。

優勝とJ2昇格を喜ぶFC琉球サポーター=3日午後8時4分、沖縄市・タピック県総ひやごんスタジアム(田嶋正雄撮影)