ぽってり感と素朴なパターンが魅力!普段使いにぴったりなポーランド食器

みなさんはポーランド食器をご存知ですか?欧米で人気ですが、ときおり日本のデパートでもフェアが行われていて、「知る人ぞ知る」の段階を超えた感があります。見た目の可愛さもさることながら、電子レンジ、オーブン、食洗器で使える丈夫さも魅力なんです。

ポーランド食器とは

ポーランド食器は、ポーランドの中でもドイツやチェコとの国境にほど近い小さな町、ボレスワヴィエツでつくられているものを言います。すべてハンドメイドで、バルト海の海綿やウレタンでつくられたスタンプによる、あたたかみのある絵付けが特徴です。

質の良い陶土が採れるこの地では、14世紀ごろから陶器がつくられてきました。時は流れ20世紀になり、戦争で一時的にドイツ領になります。この間にドイツ人が編み出したスタンプによる絵付けが現在まで受け継がれているのです。

伝統柄で最もベーシックなのは、「ピーコック・アイズ」と呼ばれる目玉柄です。

ポーランド食器は、柄の複雑さによってランクづけされ、複雑でユニークなものほど絵筆による絵付けも必要となり、価格が高く設定されます。また職人が手掛けたものも多少高くなるようですが、日本の作家もの(これもピンキリですが)ほどではないようです。

チェコで買ったポーランド食器

10年ほど前になりますが、当時プラハに住んでいた友人宅を訪れた際、駐在の奥様方の間で流行っているということで、食卓はポーランド食器でいっぱいでした。あまりの可愛さに、筆者は現地での貴重な数時間を、隣国の食器選びに費やしました。

(c)Shio Narumi

(c)Shio Narumi

これはモスキートと呼ばれる伝統的なパターンのボウルです。

(c)Shio Narumi

葉っぱのパターンのボウル。伝統柄より少し複雑な絵柄です。

どちらのボウルも和洋問わずに使えるのが便利です。きんぴらごぼうが盛られても、まったく違和感なく馴染むんですね。

(c)Shio Narumi

裏側はこんなかんじです。老舗ブランド「ツェラミカ アルティスティチナ」のロゴ。

(c)Shio Narumi

一目惚れしたうさぎの置物。

(c)Shio Narumi

正面から見るとこんな感じ。何と言いますか、典型的な横顔美人さんです(笑)。

(c)Shio Narumi

これは、友人がチェコから一時帰国の時にお土産でくれたティーバッグ置きです。取り出す前は、マグカップの上において蒸らしにも使えます。

ネットで検索すると、オンラインショップがいくつも見つかります。もともと高価なものではないので、日本で集めていくのもそこまで支障がないのがうれしいですね。

参考

[ポーランドなび-WITAM!-]

[ポーリッシュポタリー(ポーランド食器)のお店 ケルセン]

[ポーランド陶器・食器専門店 ceramika]

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