【平成の長崎】雲仙・普賢岳噴火災害から10年 平成13(2001)年

 雲仙・普賢岳噴火災害で43人の死者・行方不明者が出た1991年6月の大火砕流惨事から2001年6月3日で丸10年となった。被災地島原市の島原勤労者総合福祉センターでは、噴火災害10周年犠牲者追悼式が開かれ、遺族たちは癒(いや)されることのない悲しみに包まれた。この10年間、多くの苦難に耐えながら復興への道を歩んできた被災地は「犠牲を無駄にしないためにも町の再生を成し遂げる」と誓った。
(平成13年6月4日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

「定点」で祈りを捧げる参加者=島原市北上木場町

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