カエルの変態「見える化」 県立生命の星・地球博物館

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 カエルの変態などを「見える化」したユニークな展示が、神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)で行われている。特殊な薬品で筋肉を透明にし、骨を染色する「透明標本」を通じて変態の過程が分かるなどの内容で、来場者は興味津々に見入っている。

 オタマジャクシがカエルに変貌するプロセスを透明標本で見られるのは、無料エリアで開催中のミニ展示「両生・爬虫(はちゅう)類の標本工房~ボランティア活動報告展」。透明標本は骨格研究の手法で、軟骨は青く、硬骨は赤く染め分ける。展示では、オタマジャクシのしっぽがなくなり、後ろ足や前足がしっかり形作られていく様子が7点の標本で確認できる。

 ほかにも、オオアナコンダ、クサガメ、イザベルオオトカゲなどの骨格標本を中心に、サンショウウオの透明標本も紹介。同館で作成した30点余りを並べる。

 製作過程で骨がばらばらにならないようたこ糸で縛ってから鍋で煮たり、入れ歯洗浄剤を使ったり…。対象の大きさや標本の目的に応じた多彩な手法のほか、月1回の活動日に同館学芸員とともに標本作りに取り組むボランティアの声も掲示して、博物館活動をアピールしている。

 同展は11月11日まで、月曜休館。問い合わせは同館電話0465(21)1515。

尾と足の変化が分かるよう、オタマジャクシからカエルになるまでを並べたモリアオガエルの透明標本