筑西産業技術専門学院 生徒に配線の技術指導 ブラジル人学校で授業

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県立筑西産業技術専門学院の小曽田正隆さん(右)から指導を受ける、ブラジル人学校「インスチトゥト エドゥカーレ」の生徒ら=つくば市大貫

県立筑西産業技術専門学院(筑西市)は10月26日、つくば市大貫のブラジル人学校「インスチトゥト エドゥカーレ」(吉田マリア・シズ子校長)で出前授業を行った。同校の高校1〜3年生17人が約2時間、住宅の電気工事の作業を模擬体験した。県立の産業技術専門学院が、外国人学校で出前授業を行うのは初めて。

授業は100ボルトのコンセントとスイッチ、天井に取り付けるランプを、電線の絶縁体を剥がす特殊な工具「ストリッパー」を用いて、図面通りに配線で結ぶ内容。同学院訓練課主任の小曽田正隆さん(42)が主に技術指導した。

電気を扱うので、感電しないよう安全に作業するのが最大のポイント。授業を受けた大杉ウィリアンさん(15)=高2=は「配線を接続するのが面白い。後々、役立ちそう」と感想を話した。

同校は、常総市豊岡町乙の校舎で小1〜小5、つくば市大貫の校舎で小6〜高3の子どもたちを指導。日本とブラジル両国の高校卒業資格まで取得することができる。

吉田校長は「仕事と進学について生徒に具体的な興味を持ってもらいたい。見ているより、実際に作業するのがよい」と話した。同学院訓練課の菅井雄一課長(53)は「学院のもの作りの指導に興味を持ってもらいたい。生徒募集につながれば」と期待した。(冨岡良一)