【秋の叙勲】今井氏(新日鉄住金名誉会長)に桐花大綬章

豊田氏(エア・ウォーター会長)に旭日重光章

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 政府は3日付で秋の叙勲受章者を発令した。新日鉄住金の今井敬・名誉会長が桐花大綬章を受章する。豊田昌洋エア・ウォーター会長が旭日重光章、元中小企業庁次長でJFEエンジニアリング副社長を務めた殿岡茂樹氏、日本鉄鋼協会の部会長を務めた荒木光彦氏がそれぞれ瑞宝中綬章の栄に浴する。また元日本特殊鋼流通協会副会長の熊谷達男氏が旭日双光章を受章する。

 大綬章親授式、重光章伝達式はあす6日、皇居で、中綬章以下の伝達式は来週12日に行われる。

今井氏、日本経済の発展に尽力

 桐花大綬章を受章する今井敬氏は経団連会長をはじめとする財界活動に加え、数多くの政府審議会委員を歴任。日本経済の発展に尽力した功績が認められた。今井氏は「身に余る光栄。日本経済の発展に携わる多くの関係者の皆さまを代表して頂いたものと受け止めている」とのコメントを出した。

新日鉄住金・今井名誉会長

 今井氏は52年(昭27)に富士製鉄に入社。原料購買畑を主に歩いた。93年に新日鉄社長に就任、5年間の社長在任中は鉄鋼不況の時代で、設備集約など構造調整を指揮。その後の事業基盤強化に結び付けた。95年から3年間、日本鉄鋼連盟会長を務め、鉄鋼業界の発展にも尽力した。

 新日鉄会長に就いた98年に経済団体連合会の第9代会長に就任。財界トップとして産業競争力の強化策を推進したほか、経団連、日経連の合併をまとめ上げた。

 鉄鋼業界ではこれまで、永野重雄氏(昭59年)、稲山嘉寛氏(同62年)、斎藤英四郎氏(平14年)らが桐花大綬章を受章している。

 秋の叙勲、本紙関係の受章者は次の通り。

 【桐花大綬章】

 ▽今井敬氏(88歳、元新日鉄社長)

 【旭日重光章】

 ▽豊田昌洋氏(85歳、エア・ウォーター会長兼最高経営責任者)

 【瑞宝重光章】

 ▽長田英機氏(77歳、元中小企業庁長官)

 【瑞宝中綬章】

 ▽奥村裕一氏(70歳、元経済産業省貿易経済協力局長)▽殿岡茂樹氏(70歳、元中小企業庁次長、元JFEエンジニアリング副社長)▽荒木光彦氏(75歳、松江工業高等専門学校名誉教授、元日本鉄鋼協会計測・制御・システム工学部会長)

 【旭日小綬章】

 ▽大岡三茂氏(75歳、元大岡技研社長)

 【瑞宝小綬章】

 ▽瓦田榮氏(71歳、元九州通商産業局長)▽平松博久氏(73歳、元中国通商産業局長)▽篠原徹氏(72歳、元資源エネルギー庁石炭・新エネルギー部長)

 【旭日双光章】

 ▽熊谷達男氏(70歳、元日本特殊鋼流通協会副会長、クマガイ特殊鋼会長)▽上野忠明氏(70歳、元京都府鍍金工業組合理事長)▽櫻本進氏(74歳、元山梨県鉄構協会会長)▽町田十九一氏(74歳、全国鉄筋工事業協会理事)▽松本健二氏(71歳、日本建築板金協会理事)

 【旭日単光章】

 ▽青戸隆章氏(72歳、元葵スプリング社長)▽植原正光氏(70歳、テクノステート社長)▽伊藤和宏氏(75歳、元イトー鋳造社長)

 【瑞宝単光章】

 ▽佐野宏行氏(73歳、金工品=高岡銅器=製造)▽西口良次氏(83歳、金工品=播州三木打刃物=製造)▽沼田守康氏(72歳、金工品=東京銀器=製造)