トピー工業豊橋製造所、今月下旬に製鋼の操業再開へ

 トピー工業(社長・高松信彦氏)は先月25日に豊橋製造所(愛知県豊橋市)の電気炉で起きた設備損傷事故について、今月下旬に製鋼工場の操業を再開する見通しと2日発表した。水蒸気爆発とみられる今回の事故の原因については「炉内水冷設備からの水漏れ」とし、水漏れ箇所も「特定している」とした。設備の被害としては、炉内の冷却設備や耐火物、電気炉周辺のダクトなどが判明。同社では高松社長をトップとする「特別対策本部」を設置し、全社を挙げた迅速な原因調査と再発防止策の立案、復旧対応に努めている。

 圧延に関しては在庫の半製品により操業を継続中。復旧までの間は、他社から半製品供給で協力を得られる見通しとした。

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