愛知製鋼、磁気センサ使い自動運転支援

 愛知製鋼(社長・藤岡高広氏)は2日、国土交通省の自動運転サービス実証実験の一環として11月5日~29日まで、長野県伊那市の道の駅「南アルプスむら長谷」で実施される実証実験に参画すると発表した。独自商品である磁気センサ(MIセンサ)を使うことにより、より正確な走行ができることを確認する。

 実証実験は、2月に実施した道の駅「南アルプスむら長谷」周辺での2回目の実施。新たにトンネル内を含むコースを設定し、技術検証を行う。

 GPSの電波を用いた位置特定が困難なケースでも「磁気マーカシステム」による正確な自車位置推定が可能なことを実証する。

 自動運転は、地方の人手不足や財政難などによる鉄道・バス路線の縮小・廃止、高齢者の交通事故減少などに向け、実用化が求められている。MIセンサを用いた「磁気マーカシステム」は、すでに全国の複数個所で社会実装を目指した検証を行い、実績を重ねている。

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