沖縄の米兵遺骨調査結果を報告

室蘭・空援隊道支部

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沖縄での遺骨調査について説明した報告会

 旧日本軍の未帰還戦没者の遺骨調査と収容を行っているNPO法人空援隊(千葉英也理事長)北海道支部(茂住彰宏支部長)の報告会が2日夜、室蘭市中島町の中島連合会館で開かれた。同法人のスタッフ2人が、沖縄での調査や米国を拠点にしている空援隊USAの活動内容を紹介した。

 会員ら20人が参加。同法人事務長の宮ゆふきさんが、サイパンや沖縄で今年実施した遺骨調査と、総務・通訳の赤塚由香里さんが同USAの活動内容を説明した。

 宮さんはサイパンでの慰霊祭やトンネルでの調査の様子を動画で紹介。続いて、今年3回実施した沖縄での米兵の遺骨調査の結果を報告した。日本国内での米兵の遺骨調査は、遺族の意向を踏まえ、実施している団体がなかったことから始まったという。5月の調査で日本人の遺骨を発見し、沖縄県に連絡した。

 宮さんは「発見された場所の周辺を探すと、他の日本人の遺骨も見つかる可能性がある。情報提供し、収容は他の団体に進めてもらい、空援隊は別の場所で調査していく」との方向性を示した。その上で「米兵の遺骨を探すことで日本人の遺骨を見つけることができる」と遺骨調査を進める意義を強調した。
(池田勇人)