JFEスチール西日本・倉敷、フェスタに11万人

 JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(所長・古川誠博氏)は3日、岡山県倉敷市の製鉄所構内で恒例の「JFE西日本フェスタinくらしき」を開催した。今回のフェスタは、7月の西日本豪雨の被災地復興支援の意味から「がんばろう倉敷!頑張ろう岡山!」をテーマとした。会場内には募金箱が置かれ、チャリティーバザーも開かれた。好天に恵まれ、構内は11万人の人出でにぎわった。

 古川所長は、地元素材のデニム生地で作ったオリジナル法被を着用して登場。「今回のフェスタは旧川崎製鉄時代から数えて39回目と県内有数のイベントとなった。地域の皆様に製鉄所の運営にご理解をいただいている賜物。地域の一員として、地域の皆様に愛される、開かれた製鉄所を目指す」と述べた。

 初企画の船上見学には長蛇の列が続いた。バスで水島港に移動し、見学船に乗船すると水島コンビナートに立地する造船所や石油精製所、穀物を貯蔵する巨大なサイロ、火力発電所などを船上から眺めた。倉敷地区の広大な原料ヤードを眺めていた従業員は抱き抱えた息子に「パパの職場が見えるよ」と誇らしそうに話していた。

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